ゼルダの伝説ムジュラの仮面はニンテンドー64のゲームで、ゼルダの伝説時のオカリナの続編です。
64でプレイする場合は、メモリー拡張パックが無いと遊べないのでご注意下さい。
当時のCMでは「今度のゼルダは、怖さがある」と宣伝されていましたが、いきなり主人公のリンクがデクナッツ、という種族の顔があって手足の生えた木のお化けみたいにされてしまいます。
そこで前作では勇者リンクとして物語を体験したプレイヤーは、自分が自分でなくなる恐怖に対峙させられます。
また、前作で登場したキャラクターが、別の役割を持って登場しているので、知っているはずの人が、自分を知らない恐怖が、見た事も無い景色と相まって、迷子になったような恐怖を与えてきます。
ムジュラの仮面はホラーゲームではありませんが、三日後に落ちてくる月、時のオカリナを吹いてセーブをしたら1日目に戻ってしまい、助けてやった自分のことを忘れてしまった人たちの冷たい対応など、他のホラーゲームでは味わえない心細さと恐怖を味わうことが出来ます。
私はゾンビやお化けが苦手ですが、この心細さと恐怖は病みつきになりました。
怖さの原始的な感触に触れることができる64の傑作だと私は思います。