就職ゲームというテレビゲームの面白さ

1995年にスーパーファミコンで発売された就職ゲームは、就職活動を進めるアドベンチャーゲームとして大変面白かったです。主人公とライバルが幼馴染を争って、内定の多さで勝利した方が恋人になるというストーリーが醍醐味です。ストーリの中では8月だけに限定をして、主人公などが活動を行っている事に大変驚きました。

基本的な流れとして大学の就職課でいくつかの企業の情報を収集して、自宅で企業の情報を参考にして数々の企業を回りながら選択肢で採用試験の合否を決める流れになっています。大学生のスキー部の仲間が面接試験の対策に関してアドバイスをしてくれたり、大先輩のお手伝いのイベントなどが面白かったです。いくつかのイベントとして、スキー部の仲間と一緒にスキーに行ったり、バーなどでお酒を飲んで楽しむ場面はとても滑稽でした。
ゲームのイベントの流れを見ていて、当時の大学生が私が行う就職活動に関して少しは為になった事が良かったです。スキー部の友人がアドバイスをしていた面接試験の対策を見て、マニュアル本に書いてある文章を言わない事の重要性や伝える事などのアドバイスがとても勉強になりました。就職ゲームを行っている最中に回った会社は6社程度で、結果的に銀行と食品会社に内定を貰った結果になりました。マルチエンディングを採用している事が特徴で、幼馴染と一緒に頑張る流れになったことにとても感動しました。

特に感動したイベントとして、8月の終わりにライバルと一緒に電気関連の一流企業を受験する場面です。面接の前に幼馴染がスキーで転倒してしまって、足の骨を折るという大先輩の情報があって、選択肢が出ないまま主人公が面接を受けないで幼馴染の事を心配したシーンに感動しました。結果的には脚を挫いてしまっただけでしたが、面接よりも恋人のように思っている幼馴染を選んだ事で恋人の思いがとても伝わりました。
最後は主人公はいくつかの企業の内定を辞退したが、恋人と一緒にフリーライターとして頑張る姿には大変驚きました。エンディングのロールが流れた後には、適性診断の結果の項目が出ていて、判断力や指導力などの星の数が出ました。結果として人に優しくてお人好しですが、主体性の無いという判断に納得しました。