左手親指の関節部分に出来たタコを見るたびに思い出すストリートファイターⅡ

小学校時代にハマりにハマったテレビゲームと言えば、ストリートファイターⅡ、通称ストⅡですね。
格闘ゲームという新たなジャンルを作り、テレビゲームのみならずゲームセンター全盛の礎を作った、まさにゲーム史に残る金字塔的な存在だと思います。

しかしこのゲームがゲームセンターで流行ったのが私が小学校低学年の頃。今はイメージも変わりましたが、当時のゲームセンターは不良の溜まり場という悪しきイメージがあり、学校側からも絶対に行くなと注意勧告を受けていた記憶があります。

なので、ストⅡの存在を知りながらも見ることも出来ない日々が続き、そんな私たちに朗報が舞い込みます。何とスーパーファミコンで発売されるというではありませんか。
私だけでなく、同級生たちも狂喜乱舞しました。これでゲームセンターに行かずして、ストⅡが楽しめる!

こうして私たちでも楽しめるようになったストⅡですが、最初は技も何も出せないんですよね。
コンピューターには勝てませんし、ただただパンチやキックを繰り出しては勝った負けたを繰り返すだけ。「これって本当に面白いのか?」そんな疑念が湧き起こってきました。

そんな折、割と年の離れた兄を持つ友人が、登場人物の一人である「ガイル」というキャラクターの上手な使い方を兄から伝授されたというのです。

私たちはどんなものか見てみようということになり、その友人宅へ集まりました。
すると、友人は兄を伴って登場し、ガイルを巧みに操るのです。

その時に初めて見たのが「連続技」というテクニックです。
これまでの私たちは、ただ単にパンチやキックを単打で出していただけでした。

しかしタイミングよくボタンを押すことによって、素晴らしい流れるような攻撃を繰り出せることを知ったのです。
それからというもの、各キャラでどのような連続技が出せるのかを研究、実践する日々が続きました。

あまりにもストⅡに熱中しすぎたせいで、左手親指の関節部分にタコが出来てしまったほどです。
それくらいコントローラーを握りしめて、十字キーを押していたんでしょうね。
私たちはこれを「ストⅡダコ」と呼んで見せ合ったものです。
他にもそんな人がいないかと調べてみるとたくさんいました(笑)
http://www.at-s.com/blogs/minori/2015/02/post_1160.html

あれから20年以上が経過しましたが、今もストⅡダコは健在です。
そしてそれを見るたびに、ストⅡに熱中して大騒ぎしていた小学校時代を思い出すのです。