3DS版アウトランの感想

アウトランはアーケードで1986年にセガの体感ゲーム第4作目として登場しました。
アーケードでの人気はかなり高くこれまでのドライブゲームの中でもかなりの人気になったために、当時発売されていたゲーム雑誌などでも特集が組まれるような作品で、途中からギアガチャというタイム短縮の豪快な裏ワザが発見されてからは、ドライブゲームという感覚よりは、よりゲームマニア向けのものとなった感があります。

家庭用ゲーム機にも様々な機種で移植をされたものの、体感ゲームの移植という事やそもそもハンドルとコントローラーの違いなどはドライブゲームの楽しみの多くを失ってしまいますし、ギアの変則などに関しての操作性もあまり好評とは言えないものが多くありました。

そんな中で、セガが2012年から行っているセガ3D復刻プロジェクトの中で3Dアウトランとして任天堂3DSでもダウンロード版として登場しました。

正直、プレイ前はあまり期待はしていなかったものの懐かしさを感じる為に遊んでみたと言うのが本音でした。主な仕様変更は、自車がアーケード版とは変更になっているだけでなく、チューニングをする事ができるようになっていて、最高の状態にすると当時の裏ワザであるギアガチャと同じ効果の路肩や砂浜も最高速で走れるようになっています。これまでは、シフトのチェンジがかなり操作性に難があった家庭用ゲーム機版でしたが、オートマ感覚でギアを変更しなくても良くなっている仕様もあるので、操作感に関しての問題点はほぼ解消されたといえます。その他でも元々人気のあったゲームプレイ中のサウンドに2曲が新たにオリジナルとして追加されたのも嬉しい所だと思います。

ゲーム自体の完成度の高さは過去の家庭用ゲーム機への移植の中では、かなり良い出来だとは思っていますが、やはり本来は体感ゲームで楽しめたゲームだけに今一つ物足りなさを感じてしまいます。それにマリオ―カートのようにわいわいと友人と楽しみながらできるゲームではないですし、真剣に取り組むような本格的なドライブゲームやレースゲームとも違います。家庭用ゲーム機としてみてしまうと、どうしても時期的にも内容的にも厳しいと言う見方が妥当になると思います。プレイをおすすめという意味では昔を懐かしみたいという人向けのレベルだといえます。